地震に備えて
こんにちは!担任助手の深井です。今日は、皆さんの命を守るためにとても大切な「防災」についてお話しします。知っている人も多いと思いますが、近年「南海トラフ地震が近い」と言われています。
政府の地震調査委員会は、今後30年以内に南海トラフ地震が発生する確率を 60〜90%程度 と発表しており、いつ起きてもおかしくない状況です。みなさんはいざ地震が来た時のためにどのくらい対策できていますか?
まず一番大事なのが家具の固定です。1995年の阪神淡路大震災では、死因の約8割が圧死・窒息 でした。多くが「倒れた家具や建物の下敷き」になったことが原因です。家具の固定は、命を守るための非常に大切な対策のひとつです。
もう一つ怖いのは地震火災です。今年起きた登半島地震では、地震により、電気配線がショートしたことによる火災や、ストーブが転倒して発火する火災、また、通電火災といい、電気が復旧した際、スイッチがついたまま破損した電化器具や配線に通電することで起きる火災が発生し、約4万9千平方メートルの面積で、約240棟が焼失しました。地震による道路の寸断のため、消防車の到着が遅れたり、断水のため、消火活動ができないことに加え、風が強い場合火が一気に広がる、といった状況が重なり、被害は拡大してしまいます。このような地震火災が起きないようにするためには、出火防止のため、感震ブレーカーの設置(揺れを感知し自動でブレーカーを落とす)、初期消火のための火災警報器や消化器の設置が必要となります。
最後に避難についてです。災害時は予想外のことが起きます。避難場所までの道が塞がれたり、ハザードマップで安全とされた場所が、その時の災害では危険になったり、夜間や悪天候で避難が難しくなったりなど。だからこそ常に様々な場合を想定し、災害時にどのような行動をとるかシミュレーションすることが重要です。そうすることで、どんな状況下でも冷静な判断と行動につながり、自分の命を守ることができます。
地震はいつ来るか分かりません。守れるはずの命を対策不足で失うことのないよう、日頃から意識して生活できるといいですね。まずは自分の家がしっかり対策されているか確認です!最後まで読んでいただきありがとうございました。



