滝高校 医学部への道

こんにちは!

担任助手の大須賀です。

今回は僕の母校である滝高校の授業の仕組みについて解説していきたいと思います。

今回解説するのは、滝中学校から滝高校へ進学する人たち、いわゆる内進生と呼ばれる人たちの授業の仕組みです。

高校からの入学組、いわゆる外進生とは少し違うので間違えないようにしてください。(途中からは一緒になります。)

また、僕が高校生の時と現在とは多少の制度の違いがあるかもしれないので、その点についてはご了承お願いします。

それでは本題に行きましょう。

中学校の間は、一般的な学校と同じような制度となっています。

しかし、中3時点でのテストの成績が高1のクラス分けに影響しています。

高1以降では、普段のホームルームとは別でクラスが存在しています。

数学、英語、古典の中3時点でのテストの成績をもとに、上下で2つのクラスに分かれます。(クラスの名前はS上、S下です。)

内進は6クラスのため、S上が3クラス、S下が3クラスといった風になります。

数学、英語、古典の授業ではそのs別に分かれて授業、そのほかの授業ではいつものホームルームで授業といった感じです。

クラス移動が多くなるので結構大変です。

年間で3回s別間を移動する機会があります。

大体1クラス40人に対して0‐2人が移動する感じです。

高2になると、文理の選択も出てきます。

大体は6クラスが理系4クラス、文系2クラスに分かれます。

そのため、理系のs別で2クラスずつ、文系のs別で1クラスずつといった感じです。

ここでも高1と同じようにs別は分かれます。

高3になると、より複雑になります。

僕は理系だったので、文系のことはよくわかりませんのでご了承ください。

まず、高2までばらばらだった外進生とここで同じクラスになります。

そのため、理系で6クラス、文系で3クラスとなります。

さらに、理系ではホームルームが理1と理2に分かれます。

主に、理2が医学歯学薬学看護系で理1がその他の工学理学水産農学などといった分かれ方をします。

さらにさらに、理1、理2の中で、S上S中S下の3クラスに分かれます。

また、S別を決める科目が、数学、英語、古典に加えて、現代文、化学が加わります。(理系では)

そのため、理1でs上と言ったら1クラスですし、理2でs中と言っても一クラスになります。

(そのため、高2の時点で、本人の希望進路と学力で大体来年s別で同じクラスになる人たちは分かります。)

僕はこの制度にとても感謝しています。

まず1つ目として、授業の難易度が大きく違ったことです。

僕は、高1ではS上、高2で理系のS上、高3で理2のs中から、6月頃に理2のs上になりました。

そのため、s中とs上の授業を経験していますが、どの科目においても授業の難易度が全く違います。

人それぞれ学力は違うのは当たり前ですが、どの学力の人たちも自分の学力にあった授業が受けれるような仕組みとなっているため、とてもいい仕組みだと思います。

また、2つ目として理1と理2で分かれることも、とてもありがたいものとなっています。

その利点として、まずは授業内で扱う問題の難易度の違いにあります。

理1のs上では、東大京大をはじめとした旧帝大や東工大、千葉大などを狙った生徒が多い一方、理2のs上では、地方も含めた国公立の医学部を狙う生徒が多いです。

大まかな受験の傾向として前者の大学では、比較的難易度の高い問題が出題され、それを解けると合格、一方後者の大学では比較的難易度の低い問題をミスなくこなした人が合格といった違いがあります。

そのため、理1では難しい問題、理2では比較的易しい問題が扱われます。

ただやみくもに難しい問題を解けば受験に合格する力が養われるのではなく、受験する大学にあった力が必要であるので、これはとても良い制度だと思いました。

また、その他の利点として、自分の周りの人たちが、自分と同じような大学に進学しようてしている点です。

これによって、その他の大学の情報が知れて志望校選びの参考になったり、自分と同じランクの大学をを目指す生徒がどのくらい勉強しているかが分かり、良い刺激になったりしました。

滝高校の授業の制度としては以上となります。

人によって向き不向きはあると思いますが、基本的には多くの人に合った制度だと思います。

是非、中学生、高校生を控えている皆さんには滝学園を検討して頂きたいです。

ご精読ありがとうございました。