名古屋大学工学部 入試の特徴②

担任助手の窪田です。今回は前回のブログに続き、さらに入試の特徴を紹介しようと思います。

まず、入試の配点を下の表に示しました。

国語地歴公民数学理科外国語合計
大学入学共通テスト200100100100100600
個別学力検査5005003001300
表から分かるように、共通テストの数学、理科、外国語は半分に圧縮されます。また、英語はリーディングとリスニングの配点が3:1で換算されます。

二次試験の配点が全体の約7割を占めることから、二次試験の大切さがわかると思います。実際、僕の友達に共通テスト65%くらいで合格した子がいます(結構難しかった年ですが)。例え共通テストが悪くても二次力があれば巻き返しが可能であるということです。しかし、共通テストで良い点が取れることに越したことはないので、二次力をつける勉強をメインで進めながら、共通テスト前は共通テストの勉強も頑張ってほしいなと思います。東進の共通テスト過去問演習も始まると思いますので、ぜひうまく活用して欲しいと思います。ちなみに昨年度の共通テストのボーダーは74%~77%でした。

共通テストでボーダー程度の点数を取れれば、二次試験で6割取れば合格できます。二次試験でどのように点数を取って行くのかという戦略は、各自の得意不得意などを考慮して決めるとよいと思います。また、英語は配点が数学、理科に比べて低いですが、得意にしておくべきだと思います。一番安定しやすいですし、得意にすれば名大の英語は得点源にできて差をつけやすいと思います。結構解答時間はぎりぎりになりやすいと思います。数学や理科は難しい問題も出ますが、どれだけ標準的な問題を取りこぼさないかが大事だと思うので、難しい問題に取り組む前にしっかり基礎を固める勉強をして欲しいなと思います。解答時間は150分もありますが特に理科は問題数が多めだと思うので気を付けてください。