本紹介📚

こんにちは、担任助手の玉置です。高校生の皆さんはあと少しで夏休みが終わりますね。今は課題テストに向けて頑張っている時期でしょうか?今日は私の好きな本について紹介していきたいと思います。ぜひ勉強の合間に読んでみてください。

1 ある晴れた夏の朝 小手鞠るい

 アメリカの高校生が「原爆の是非」についてディベート対決をするなかで、原爆だけでなく他の暴力や差別についても考えを巡らせていくという内容。最後のページを読み終わった時には、そっと本を閉じ涙を流しました。主人公は日系アメリカ人の女の子なので、実直な思考と分かりやすい語り口で述べられていて、読みやすい本だと思います。

2 砂漠 伊坂幸太郎

 法学部に通う大学生の男女の青春物語。といってもキラキラしたものではなくて泥臭くて、でもどこか胸がギュッとなるそんなお話。特に西嶋くんの「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕で出来るんですよ。」という言葉が印象的です。ところどころに麻雀の話が出てくるので、麻雀のルールが分かる人はより楽しめると思います。

3 NSA アンドレアス・エシュバッハ

もしWW2の時にドイツで携帯電話とインターネットが発展していたら、をテーマにしたSF小説です。携帯を介した盗聴と、コンピュータを使った監視活動が現代に通ずるところがあって面白かったです。人間の黒いところが多く描写してあり、ラストは皮肉がきいていて私は好きです。上下に分かれているのですが、表紙が素敵なので是非紙媒体で読んでみて欲しいです。

今はジョージ・オーウェルの1984年を読んでいます。たくさん本を読むと文章を読むのがうまくなるらしいので、一緒に頑張りましょう。