医学部の試験✎
こんにちは!
担任助手の大須賀です。
今回は、全医学部の4年生が受ける大きな2つの試験についてお話しますので、良かったら読んでいって下さい。
その試験とは、CBTとOSCEと呼ばれるものです。
まずはこの試験の意義から話していきます。
医学部では4年生の後期から、病院実習に行きます。
当たり前の話ですが、この時点ではまだ医師としての資格は無いため医療行為は行えません。
しかし、医療行為を行えないならばどうせ変わらないから全医学生を病院実習に送り出せばいいや、というわけではありません。
我々医学生も、白衣を着て病院の先生たちと一緒に歩いていたら患者さんの目には医師と大差なく映ります。
そのため、ある程度の医学的知識は必要ですし、ある程度実技も出来なければなりません。
その、”ある程度”の医学的知識が身に付いているかを見るのがCBTで、”ある程度”実技が出来るのかを見るのがOSCEです。
ここからは、試験の内容について紹介していきます。
まずはCBTからです。
CBTは8月の下旬にあります。
また、CBTで出題される範囲は、1年生から4年生の前期までで習った内容全てです。
ちなみに、4年の後期から6年の6月まではずっと病院実習に行き、そこからは卒業試験や国家試験の勉強になる為、実質大学で受ける講義のすべての範囲がこのCBTに出題されます。
そのため、この試験に向けて数か月間は勉強漬けになります。
夏休みも3日ほどしかありませんでした。(CBTは夏休みが終わる3日前にあり、それまでは皆勉強していたからです。)
次にOSCEについてです。
OSCEは9月の下旬にあります。
CBTの3日後から授業があり、そこで毎日OSCEに向けた実習の練習をします。
そこで問われる力は、基本的な手技が出来ていればよく、例えばメスで切開するだとか、予防接種を擦るだとかそういった力は求められません。
これら2つの試験は本試験と再試験の2回準備されています。
2つの試験を共に、本試験か再試験のどちらかで合格すると、晴れて病院実習に行けるというわけです。
反対に、どちらかの試験(又は両方)を合格できなかった場合、留年して1年間勉強し、来年度にまた受験するという流れになります。
現状どちらの試験も終わっていて、CBTのみ結果が出ています。
僕は何とか合格していました。
このままOSCEにも合格して無事病院実習に行けることを願っているところです。
今回のブログは以上になります。
読んでいただきありがとうございました。