岐阜大学医学部 推薦入試のすすめ 番外編①
こんばんは。
担任助手の杉山です。
今日は題名にもある通り、岐阜大学医学部推薦入試の番外編です。
かれこれ2年前ぐらいに、「岐阜大学医学部推薦入試のすすめ」というブログを書いたのですが
その記事が今でも少ないながらも閲覧されているという情報を得たので、
あの時書いた僕の推薦入試合格に至る裏話を2年越しに書いていこうかと思います。
ブログだけ読むと推薦入試で現役で受かった人みたいな感じがしますが、
共通テスト前後2カ月は、割と波乱万丈な感じだったのでそれについて書こうかなと思います。
遡ること7年前、高校1年生の僕はすでに岐阜大学の医学部地域枠推薦をなんとなく目指していました。
「はやくない?」と思うかもしれませんが、1つは元々医療系の分野に興味があったこと、
もう1つ、僕の通う岐阜高校では岐阜大学医学部の話が良く出回っていて、特に2年生初期ぐらいには
「岐阜大学医学部を目指す人へのセミナー」みたいなのがあって、割と目指しやすい環境があったこと
も理由の1つです。
ここで改めて岐阜大学医学部の地域枠推薦という形式について説明しようと思います。
岐阜大学医学部の地域枠推薦とは、卒後約9年間岐阜での勤務を求められる代わりに、共通テストと小論文・面接だけで合否が決まる、岐阜勤務を希望するならこの上ない入試形式です。
共通テストのボーダーも比較的低いうえに、おまけに授業料免除と月10万円の援助もあるわけでして、人によってはかなりお得な入試形式だと言えます。
僕自身もこの地域枠で合格したいと思ったのですが、そこには1つ問題がありました。
それは「地域枠は各高校7名までしか出願できない」ということです。
岐阜高校はこの地域枠を受験したい人がとても多いので、この7枠を争う戦いは激化必死でした。
じゃあ何で競うのかというと「高校1年生から高校3年生までの評定平均の上から7人」というわけです。
僕が学生の時は大体例年のカットラインは評定平均4.85ぐらいといわれていました。高いですよねー。
だから高校1年生からコツコツ定期テストを頑張る必要があります。
高校2年生半ばぐらいに「地域枠良いな」と思ったとしても時すでに遅しなわけです。
そんなわけで、学期末の成績表を配る瞬間は地域枠志望にとってはチョー大事なのです。
オール5を取って飄々としているKさんもいれば、体育で5段階中3がついて絶望の雄たけびを上げるY君もいて、
一方、ほとんどの人は評定は使わないのでその人たちをいじって面白がるという構図が出来上がります。
さて、評定というのは科目によってその取りやすさが違います。
例えば家庭科だったらそんなに定期テストをガチる人がいないので、評定で5が比較的貰いやすい一方で
数学・理科なんかは理系の人は皆わりと全力で頑張るので平均点ぐらいに落ち着くと4になっちゃうんです。
僕はというと物理がどーにも苦手で、大体平均点ぐらいでした。
理系クラスだと物理の化け物みたいなやつがちらほらいて、高得点をかっさらっていきます。
「評定使わないなら頑張らないでー」って心で勝手に非難なんかしてました。終わってますね。
そんな行事が何回かありながらも、コツコツ僕もそれなりに定期テストをがんばって3年が経ち、
いよいよ高3の後期、地域枠推薦対象者発表の日になりました。
発表方法としては、まず地域枠推薦を希望する人が希望用紙を提出し、先生方が希望者を評定順に並べる会議を行った後、
一人一人担任の先生から地域枠に当選したか落選したかを通達されるといったものです。
そんなわけで地域枠志望者の中では「あいつが志望するらしい」「あいつの評定はこんぐらいらしい」
という噂がバンバン出回ってくるわけです。
事前に回ってくる学年の志望者の情報で、大体5番手ぐらいだと思っていた僕は
「まあ貰えるだろう」と安直に考えていました。
いざ、担任との個人面談。僕に告げられた言葉は「杉山君は、補欠2番だね」。これでした。
もらえるものだと思っていた僕は平静を装いながらも心はぐちゃぐちゃでした。
でもよく考えたらそうですよね。自分の成績を言わない優秀な子なんていくらでもいます。
爪を隠した能ある鷹が3、4人もいたことで、僕はあえなく地域枠落選となったわけです。
さて、ということで僕は第2の選択「一般推薦」で合格を目指すことになりました。
そこからまた一波乱あるわけですが、そこはまた次回のブログで。
ここまで読んでくれた方はありがとうございました。
次回もぜひお願いします。
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