医学部生の6年間①

こんにちは。

担任助手の杉山です。

新学期が始まってから1か月近く経ち、新生活にも皆さん慣れましたでしょうか?

僕は昨日カレンダーを見て、「もう5月半分終わったのか!」と驚愕していました。

あと、新歓も終わり、新しく部活に1年生が入ってきたのですが

自分が1年生の時の5年生の先輩を思い出して、もうその世代かと感じました。

このままだと学生生活もあっという間に終わる気がするので、

1日1日を充実したものにしていけたらなと思います。

ということで、今日は医学部生の6年間の生活はどんなものなのかざっくり書いていきたいと思います。

大学によってカリキュラムはバラバラなので一概に言えませんが、

大体のカリキュラムは一緒だと思うので、医学部を目指している人もそうでない人も、

医学部生はどんな学生生活を送るのか軽く読んでいってもらえたら嬉しいです。

それではいきましょう。

1年生:全学共通科目✙基礎医学

1年生は基本的に全学(他学部)の人と同じ授業を受けることが多いです。

自分で授業を選ぶことが出来るので、人によってその時間割は様々です。

聞いたところによると他大学の医学生は物理や数学が必修となっていることが多いみたいですが、

岐阜大学は言語以外特に必修は無かったです。

なので、僕なんかは難しそうな大学数学や科学なんかは回避して、

オペラ鑑賞や岐阜の地理学、バドミントンなどを選択して楽しい1年生生活を送っていました。

学部の教科以外で興味のある分野を選択できるのが1年生の期間の良いところだと思います。

月~水は上のような生活ですが、木金は基礎医学といって少し医学の導入のような授業を受けます。

基礎医学は生物よりなので、僕含め物理選択者にとっては最初はなかなか厳しいですが

なんやかんや耐えれます。安心してくださいね。

あと1年生は比較的長期休暇が沢山あります。

後で書きますが、学年が上がるにつれ休暇が少なくなるので、1年次に遊びまくるのがオススメです。

2年生:解剖と大量のテスト

全学と共通の授業も1年生ですべて終了し、2年生以降は医学生だけで学生生活を送ることになります。

2年生は学校スタートとほぼ同時に人体解剖がスタートします。

カリキュラムとしては

午前中:医学講義(座学)

午後:月水金→解剖 火木→組織や骨のスケッチ

という感じでした。

2年生の何がきついかというと、テストが非常に重いということです。

岐大の場合、解剖学のテストが2つと神経学のテスト1つが夏休み前にあるのですが

どれも学年の3割~5割が落ちる、とても難しい試験なんです。

上に書いた詰め詰めのスケジュールの中で、部活もバイトもしながら、

勉強しないといけないのも不合格者が多い原因かもしれません。

このテストは不合格になると1度だけ再試験をしてもらえます。

この再試験に何個か落ちると留年になってしまうので、特に再試になった人は必死で勉強します。

この再試は夏休み期間にあるので、どういうことかというと、

落ちた人は夏休み返上で勉強しなければいけないんです。しんどいですねー。

そんなわけで2年生がもっとも留年する人が多い学年でもあります。

夏以降は微生物、病理、薬理学などについて勉強していきます。

僕はというと、夏前のテスト3つ見事にすべて再試にかかり、地獄のような夏休みを過ごしました。

毎日朝一で県図書館に通って、勉強して、閉館の時間で帰るみたいな、さながら受験生のような

夏休みでした。しんどかったです。

なんとか再試ですべて通り無事進級できたわけですが、今でも2年生の夏がこの5年間で一番辛かったです。

ということで、思ったより長く書いてしまったので3年生4年生編は次回に回そうと思います。

良ければ次回もよろしくお願いします。