医療でも求められる英語力

 こんにちは。担任助手の杉山です。今回は看護学部2年生前期で展開される英語の授業について紹介します。

 1年生の時は教養科目としての英語の授業がありました。興味のある内容の授業を自分で履修登録して、授業を受けます。しかしこの2年生の英語は必修なので、全員が同じ授業を受けます。この英語の授業の特徴は医療現場で使われる英語を中心に学ぶことができる点です。また医療者としての経歴があるネイティブの先生から教えていただける点も大きな特徴です。

 またこの英語の授業は、1クラス20人の少人数制で行われています。一応レベル分けもされていて、その基準は入学前に受けたTOEICの結果です。当日はまさかこんなかたちで結果が使われるとは思っていなかったので驚きました。私は運よく一番上のクラスに入れましたが、そこにいるのは本当にレベルの高い人ばかり。帰国子女の子や、留学経験が豊富で、将来は海外で看護師として働くことを目指している子もいます。私は彼女たちに毎回発音をチェックしてもらっています。本当にありがたいことです。そんな仲間と一緒に学べるのは、とても刺激的でいい経験となっています。

 私は大学に合格したとき、「もう英語は勉強しなくてもいいかな」と思っていました。看護に英語がそこまで重要だとは考えていなかったからです。でも学びを深めていくうちに、最近の在日外国人の増加や、海外水準を意識した医療の必要性を知り、英語としっかり向き合っていく必要があると感じるようになりました。将来的には、スキルアップのために自分自身が海外に技術留学する可能性だったあるかもしれません。とにかく、これからどうなるか分からないからこそ、英語の勉強は続けておいて損はないなと、今は強く実感しています。

 受験生の皆さんも今取り組んでいる英語の勉強が受験だけにとどまらず、必ずもっと先の将来にも生きてくるはずです。根気よく続けましょう!