大学で出来ること~医学部編~
こんにちは!
担任助手の大須賀です。
今回は医学部に入ると大学で何が学べるのか、について書いていこうと思います。
その中でも、今回は解剖学についてです!
(ただし、実際に私が解剖させていただいたご献体についての詳細な情報は個人情報となってしまうため、大まかな概要しか書けません。ご了承ください。)
医学部に入らないと学べない学問というのは何個もあると思いますが、その中の一つに解剖学があります。
4~5人でひとつの班を作り、班でひとりのご献体を解剖させていただくという形式です。
期間は、2年生の4月から7月ごろで、約週3日間で午後1時~4時半ごろまでとなっています。
午前中に座学で人体の構造を学び、午後に学習した範囲を実際に解剖するといった流れになっています。
また、”医学部で学べること”といった主題からは少し外れてしまいますが、解剖実習全体の流れにおいて大事な儀式があります。
献体者御遺骨返還式というものです。
大まかに説明すると、名前の通りで、お借りした献体を返却するというのが目的です。
しかし、従来は学生全員で出席していたこの式ですが、コロナの関係で今年は、生徒は学年から代表で1名のみ出席といった対応になりました。(私は出席していません。)
また、出席できない代わりに、班でひとつ、感謝の手紙というのを作成して、遺族の方にお渡しするといったことが行われました。
ここまでが解剖学の大まかな説明になります。
最初にも説明しましたが、実際に解剖を行った感想などについてはご献体の方の個人情報につながりますので詳しく説明できず、すいません。
それほどに、様々な方からの協力があっての上で成り立っている学問であるということです。
この話を読んで気になった方、学んでみたいと思った方は医学部に入ってみるのも良いかもしれません。
医学部に入ったら、全員が病院に勤めるお医者さんになるわけでなく、医学研究をメインに行う研究医になるという道も残されているので、解剖分野の研究医になるのも良いかもしれませんね。
本日はここまでになります!