岐阜大学 数学

こんにちは!担任助手の深井です。今回は岐阜大学二次試験の数学について特徴や対策を書こうと思います。

標準〜やや難レベルが中心。奇問・難問は少なめ

岐阜大学の数学は、難関国公立のような超難問はほとんど見られません。
一方で、標準問題が確実に解けていないと得点が伸びない「取りこぼしが許されないタイプ」の試験です。

幅広い分野からバランスよく出題

頻出分野は

  • 数列
  • 微積分
  • 図形(特にベクトル)
  • 場合の数・確率
  • 整数
    など。
    特定分野に偏るというより、典型問題の理解度を幅広く試される構成が多いです。

論述(記述式)の精度が重要

完全な記述式で、答案の書き方が得点に直結します。
問題の難度に対し、記述量が比較的多い傾向があるため、
「途中式・方針を丁寧に書けるか」 が差をつけるポイントです。

時間に対して問題量が重め

標準問題が多い一方、設問の数が多めで時間がタイトになりがち。
取捨選択ではなく、スピードと正確さの両立が求められます。


岐阜大学の二次数学の対策ポイント

標準問題の完璧な定着を最優先

岐阜大学では、難問を1問解くよりも
標準問題を確実に得点することが合格のカギになります。新しく難しい数学の参考書をやるというより、チャートや標準問題精講など、基礎力を高められる問題集を中心に、記述力を高めましょう。

特に、微積、ベクトル、数列は頻出なので、重点的に演習すると効果的です。


「途中式を書き切る練習」を徹底する

共通テスト中心の勉強をしていると、答案の書き方が弱くなりがちです。
では、

  • 論理の流れ
  • 証明の書き方
  • 計算の根拠
    などがしっかり書けていないと減点されます。

東進の過去問演習を繰り返し、返却された添削をよく読み、減点されない完璧な記述を目指しましょう。


過去問演習は“1〜2年分”では不十分

岐阜大学は出題傾向が安定しているため、
過去問で「どの解法を求められているか」が非常に掴みやすい大学です。5〜7年分は最低限、解き直しは出来るようになるまで何周もしましょう。

特に「考え方は合っていたのに書き切れなかった」
という部分を修正すると得点がグッと伸びます。


時間配分は本番を想定して練習

岐阜大学の数学は時間との戦いです。
試験形式に合わせて、1問にかけられる時間、最初に解くべき問題の選び方、解法が思いつかない問題の見切りをつける時間などを決めておくと本番で落ちついて解くことができます。


共通テストとのバランスに注意

岐阜大は共通テストの配点も高いため、「二次だけ得意」でも逆転しにくいのが特徴です。二次対策と並行して共通テストの標準問題演習も継続しましょう。岐大の二次は2科目の学部がほとんどなので、共通テストが終わってから二次対策をしても十分間に合うと思います。(私は共テ前まで二次はほとんどやってませんでした)


まとめ:岐阜大学は「標準問題を確実に取れる人」が合格する

岐阜大学の二次数学は、
“典型問題の理解の深さ”と“答案作成力”が問われる試験です。

  • 基本~標準問題の徹底
  • 記述力の養成
  • 過去問の分析
  • 時間配分の練習

この4つをしっかり抑えておけば、得点を大きく伸ばすことができます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。