岐阜大学医学部 推薦入試のすすめ 番外編②
こんばんは。
担任助手の杉山です。
今日は以前書いた推薦入試のすすめ 番外編の続きを書こうと思います。
番外編の①を書いてから気づけば1ヶ月が経っていました。
昔過ぎて、前の番外編を忘れてしまったよという人は是非前のブログに戻ってもらえると嬉しいです。
ということで、前回の続きから書いていきます。
そんなわけで地域枠落選となった僕は一般推薦という形式で合格を目指し始めました。
一般推薦というのは地域枠推薦と同じく岐阜大学医学部の入試形式の1つです。
入試科目は地域枠推薦と同じ共通テスト、小論文、面接の3つですが
地域枠推薦と異なり岐阜県以外からも出願可能で、しかも卒後9年間の岐阜県での勤務が課されないので、比較的自由な入試形態と言えます。
ただし、そのぶん受験資格は厳しく、地域枠推薦が共通テスト75%なのに対し、一般推薦は85%とかなり高いハードルでした。
この一般推薦入試、医学部の推薦だからさぞ受からないだろうとお思いかもしれませんが、そんなこともないのです。
高校3年間の評定平均4.3以上が受験資格であること、岐阜という立地上比較的全国に知れ渡っていない
こと、85%と比較的高いボーダーであることが相まって、例年倍率1.2倍ぐらいの受けれさえすれば
かなり激熱の入試形態だったのです。
当時の僕の学力的に85%はかなり怪しいラインでしたが、ここさえ超えればと思い共通テストに全力を注ぎました。
というわけで共通テスト本番、なんとか乗り切り、次の日、運命の自己採点。
その結果は!
84.8%!
( ノД`)シクシク…
なんということでしょう。ぎりぎり届きませんでした。
素点で言うと3点足りなかったんです。
まあ絶望でした。何度自己採点をし直したことか。
「何回数えても3点足りないの」という皿の怪談を思い出すような絶望です。
絶望ポイントはたくさんありました。
①まず、前期試験を受けるとなると評定は使いません。
何のためにコツコツ3年間評定を取ったのかという悲しみが溢れました。
②塾の先生が凄く悲しそうでした。
科目ごとに2つ塾に通っており、2回残念がられたので2倍悲しくなりました
③共通テストで決めようとかなりの時間を共通テスト対策に使っていたので
二次力が他の人ほどなさそうでした。
④85%取れた時のために、事前に1か月前から高校で面接小論文対策をしていたのですが
担任と担当の先生から「杉山君は次から無しで」と言われたときは本当にガックシでした
唯一の救いは、当時同じ校舎で同じく医学部推薦を目指していた友人もギリギリで受験資格に届かず
共に前期試験で頑張ることになったことぐらいでした。
とはいえ、高校の仲の良い友人が地域枠推薦入試を受けることもあり
かなり絶望しながらも、前期試験の勉強を始めようとした頃。
1つのうわさが流れてきました。
「今年、理科の分野で得点調整あるかもらしい」
皆さん、得点調整というものをご存知でしょうか?
得点調整というのは共通テストにおいて、同じ選択科目間(理科、社会など)で大きな得点差がある時
その差を埋めるために得点を調整するシステムです。
大体科目間で平均点に15点ぐらい差があると、発動します。
確かにその年、生物が簡単だったのは平均点からも明らかで平均点の差が化学と20点近くありました。
生物の岐阜高校の平均点が90点台というバグのような年だったんです。
他の受験生にとっては共通テストの素点が数点上がるぐらいのイベントですが、
こと僕にとっては人生がかかったイベントです。
3点上がるかどうかで推薦入試を受けれるかどうかが変わるのですから!
そんなわけで本当は二次試験勉強に集中しなければいけない時期でしたが
僕は得点調整こい!こい!と二次のことなど忘れて願い続けていました。
そして共通テストから1週間後。
大学入試センターから得点調整の実施が発表されました。
大歓喜です。それはそれは大歓喜でした。
無事、僕の素点も3点以上あがり、一般推薦入試の受験資格を得たわけです。
このことに関して当時のことで一番覚えているのは、この得点調整が発表された瞬間に
高校の担任の先生と2つの塾の校長の計3人から即座に電話がかかってきたことです。
内容は3人とも今すぐ面接練習をしましょうということでしたが、
1生徒が推薦を受験できるかそこまで追ってくれているんだと驚きつつ嬉しく思った記憶があります。
そしてもう1つ嬉しかったのは、前に書いたギリギリ受験資格を逃した友人も得点調整で素点が上がり
共に推薦入試を受けれるようになったことです。
そんなわけで資格を得た僕と友人はもう1週間後に迫った推薦入試に向かっていくわけですが
もうだいぶ長くなってしまったので、ここからはまた次回書こうと思います。
前回のブログから1か月空いてしまったので、次回はなるべく早く書けるように頑張ります。
読んでくれた方はありがとうございました!
