名大数学8割への道

 こんにちは、担任助手の奥村です。今回は僕の受験の実体験を書きます。タイトル通り、僕は名古屋大学の二次試験本番で8割という高得点をとることができました!小、中、高、一貫して数学嫌いだった人間がどのような道のりを歩んだのか、数学に悩んでいる人は一例として参考にしてくれると嬉しいです!

 僕が初めて名大の過去問を解いたのは高3の夏です。難しいというのは知っていたけど、実際に解いてみると本当に歯が立たなくて、3割ほどしかとれませんでした。解説授業を真面目に聞き、類題を解き、気合を入れ直して再び過去問に立ち向かうも撃沈。何度かこのサイクルを繰り返して僕は思いました。『国語と英語を頑張ろう。』

 秋になり、単元ジャンル演習も過去問も、国・英と比べて数学の伸びが悪く、焦りを感じました。そこで自分の勉強法を見直し、基礎から理解し直し、一日ずつ苦手な単元を潰していきました。共通テストが終わってから二次までの期間は名大模試の過去問や問題集の章末問題を浴びるように解きました。少しずつ解ける問題が増え、この時期になってようやく伸びを実感できました。そして本番。国語、英語を上回る点数をたたき出し合格できました!

 このような結果が出せた要因を自分なりに考えました。1つは、数学の勉強をやめなかったことです。先述の通り、とにかく数学が苦手だった僕でも、高校3年間、点数がとれなくても、先生の発言が理解できなくても、何とかくらいつこうと、ほぼ毎日数学に触れてきました。最後まで諦めなかったことが功を奏したと思います。2つめは、基礎を深く理解することです。苦手な単元は根本が理解できていないことがあります。お勧めは、教科書を一単元分じっくり読み返すことです。入試が近づいてくると、難しい問題を解かなければいけないと感じてしまうけれど、思い切ってレベルを下げて、根本をとらえるほうが結果的に早いです。僕は、ベクトルや確率、整数が苦手で、簡単な超典型問題を解きなおすと、かなり伸びました。

 文系で国公立を目指している人は、最後まで数学を捨てられません。今は苦手でも、本番直前まで伸びることを信じて向き合って欲しいと思います。そして、常に自分の勉強法を見直し、最善の方法を模索していって下さい!何か聞きたいことがあれば気軽に相談してください!!