本番。

こんにちは。担任助手の細谷です。

ついにやってきました。国公立大学前期試験本番。

長良校は、いつも朝からいる受験生たちの姿が消え、すっからかんです。

ついにこの日が来たか、と私までなんだか緊張します。

今までの何百時間の努力の成果がこの数時間で試されます。

私自身、前期試験を受けた二年前のこの日の光景は今でもはっきりと覚えています。

朝起きていつも通りの朝ごはんを食べる時間、

ひたすら文法書を読んでいた車の中、

親に「行ってきます!」と背を向けた時の緊張感、

試験会場に入る瞬間、

賢く見えるライバルたちの背中、

妙に静かで重たい空気、

とりあえず開いてみる参考書、

問題配布の手持無沙汰な長い時間、

「解答始め」の掛け声、

紙をめくる大きな音からの英文を読む静寂、

周りの書く音、

最後の二分の勝負、

「解答やめ」で一斉に置かれる鉛筆の音、

全く休まらない昼休憩、

いつもより味のないお弁当、

心を落ち着かせようとぼーっと眺めた今までの勉強の跡、

分からない問題に手が止まった時の焦り、

書き直すか直さないか悩んだ残り30秒、

答案回収時間も続く自分の選択が正しかったかどうかの葛藤、

全ての試験が終わった時に出た深いため息、

解放感と怖さの入り混じった変な感情、

何も聞かず、ただ「お疲れ様。」と迎えてくれた親の優しい笑顔、

その時に実感する戦いの閉幕。

あの一日は、今まで過ごしてきたどんな一日よりも、その一瞬一瞬が心に強く深く刻まれています。

いくら東進で模試を重ね、過去問を解きまくり、その試験を熟知していても、やはりあの異様な空気は本番にしかありません。

「いつも通り」が一番難しいです。

そんな中、合格をつかみ取る人は、この重圧を追い風にできる人です。

その人は、実力だけでなく、”自信”を持っています。

この自信につながるのが、圧倒的な”努力”の量です。

昨日のブログで、「”努力は必ず報われる”。そんな甘い世界でない、、、」と書きましたが、この本番の空気に打ち勝つためには、自分を信じ、”いつも通り”の力を出しきれるまでの”努力”の積み重ねが必要です。

受験生の皆さん、自分の”努力”を信じ、力の限り挑んできてください。

やり切った顔の皆さんと再会できることを心から願い、応援しています。

そして新しく”受験生”と呼ばれるようになる皆さん、もう一年を切りました。

戦いは始まっています。

どのように勉強すればわからないのなら、塾へ来て聞いて下さい。

自分に合った勉強法を一緒に探しましょう。

一歩勇気を出せば、道は開けます。

成長できる機会はたくさん与えられているはずです。

あとは自分が頑張るかどうかだけです。

本番、運を味方につけるための”自信”は、時間をかけ、根気強く自分と戦い続ける”努力”に比例します。

成績が上がらないときも、辛いときも、”努力”を続けていれば、本番の自分の大きな心の支えとなります。

自分のために、心から自分の幸せを願ってくれる大切な人のために、今から頑張りましょう。

頑張る人を、先生たち一同、全力で応援していきます。

満開の桜と共に、努力が実ることを願っています🌸

最後までお読みいただき、ありがとうございました。