大学の製図の授業

こんにちは!担任助手の山田です!
突然ですが、皆さんは「手巻きウインチ」って見たことありますか?テニスコートなどのネットをはったり、 トラックの荷台で重い荷物を巻き上げたりするときに使う、あのハンドルがついた原始的な機械です。

「あぁ、あれね。構造もシンプルだし、作るのも簡単そう」

……って、私も大学の「製図」の授業で課題を出されるまでは思っていました。 そう、今私は大学で、この手巻きウインチを設計する課題に絶望……いや、大苦戦しています!

💻 「見た目は簡単」の裏にある、超複雑な世界

今回の課題では、CAD(キャド)というパソコンのソフトを使って、3Dの図面を描いていくのですが……これがもう、信じられないくらい難しいんです。

画面で見るとただの四角や丸の組み合わせに見えるのに、 「ここのネジの噛み合わせはどうする?」 「動かした時に強度は足りる?」 と考え始めると、1ミリのズレも許されません。操作に慣れるだけでも一苦労です。

さらに、いざ図面(2Dの紙の図面)に落とし込もうとすると、今度は膨大な「ルール」の壁が立ちはだかります。 線の太さ、寸法の書き方、記号の意味……。 「見たままを描けばいい」わけではなく、世界共通の厳格なルールに従わないと、正しい図面として認めてもらえないのです。

徹夜一歩手前でパソコンと格闘しながら、「なんでこんなシンプルな機械に、こんなに苦戦してるんだろう……」と遠い目になることもしばしばです。

🌍 苦労したからこそ見えた、新しい景色

でも、この大変な課題を通して、ひとつ大きな心境の変化がありました。

それは、「世の中にあるもの全て、誰かが血のにじむような思いで設計したんだな」ということです。

今私がこの記事を書いているパソコンも、皆さんが使っているシャープペンシルも、塾の机や椅子も。 どんなに小さなネジ一個、プラスチックのパーツ一個をとっても、そこにはかつて私と同じように、いやそれ以上に、CADの画面と何百時間も格闘し、ルールと戦いながら、頭を悩ませて作った「誰か」がいるんですよね。

そう思うと、目の前にある全ての景色が、急にものすごく尊いものに見えてきて、一人で勝手に感動しています。

✏️ 受験勉強やテスト勉強を頑張るみんなへ

これって、皆さんの勉強にも似ている気がします。

教科書に載っている公式や、歴史の教科書のたった1行。 覚えるのは一瞬(あるいは大変)かもしれませんが、その1行の裏には、何年も研究を重ねた偉人たちのドラマが詰まっています。

今は「なんでこんな難しいことやらなきゃいけないんだ!」と思うこともあるかもしれません。でも、その勉強の先には、世界の見え方がガラッと変わる面白い体験が待っていますよ!

私もウインチの図面を完成させるために、もうひと踏ん張りしてきます。 皆さんも、今日の授業や自習、一緒に頑張りましょう!